自コメマーカー(CAのコメント自身をマーカーとして使用する方法)をご存じでしょうか?
昔から一部の職人さんは利用されていたことと思います。
私は2010年7月7日にニコニコのプレイヤーがアス比16:9に対応して以来頻繁に利用するようになった方法です。
まずは昨日投稿したこのコメントアートをご覧ください!
こちらは装飾系の字幕CAでは代表的なエンドロールというタイプのCAです。
こちらのCAは4枚のCAを
連結(②の項目)することで出来ています。
2010年7月7日以前はこのような連結をする場合は、感覚に頼り前のコメントが消えた瞬間に一時停止し連結する方法や、
こちらのCAゲージというソフトとマーカーコメントを用いて最高精度の連結をする方法などがとられていました。
※(マーカーコメント…流れるコメントと固定コメントの画面表示時間が異なるために、流れるコメントを利用して連結CAや時間差表示CAの投稿タイミングを測るために用いられる。その測定用の流れるコメントのことを指す。余分なコメントを使ってしまうことや、時間がかかることが問題視されていた。)
しかし、感覚に頼った連結は
nicoplayer3以降の固定コメントの表示時間の不具合(oztoさんのブログ)や単純に熟練度が必要になるため非常に玄人向けと言えます。
そのため、簡単により理想的な表示を目指すならやはりCAゲージを使った方が無難とされてきました。
しかし上記のような問題点もあります。
そんな時のための自コメマーカーです!!
ちなみにこのCAは4枚で3連結ですが…
一枚目3分43秒16
二枚目3分46秒16
三枚目3分49秒16
四枚目3分52秒17
1連結目±0.00秒、2連結目±0.00秒、3連結目+0.01秒
こんな感じです。ぼちぼち良い感じに貼れたのではないでしょうかw
動画のfpsやフレームのずれによっては全部±0.00秒にすることは不可能なこともあるため、実質最高精度の連結かもしれません。
自コメマーカーを利用した連結です。
ではここから方法解説(*`・ω・´)ノ
っていってもある程度知識のある人なら解説不要なんですが、初心者さんのためになるべく丁寧に!
まずは字幕系CAなどの連結についてから
①184コメントを表示のチェックを外す(自分のIDを公開している人限定)
これはこの方法に限らずCAをする際に負荷を減らしたりする場合に共通して言えることですが、特にこの方法の場合は一般コメントが邪魔になりやすいので推奨です。強制じゃないです!
②普通にコメントを貼る
③16:9になっていない動画の場合16:9にする
④NG設定にueかshita(もしくはall)のコマンドを入れ、NG設定を使用にチェックを入れる
ueかshitaは自分の投稿したCAに合わせる。
両方利用している場合は両方NGしてもいいですが、コメ数が多いCAではどちらか一つの方がいいでしょう。
ポイントは幅の狭いコメントと幅の広いコメントが共存しているコマンドの方がより効果があります。
⑤CAコメントの固定が解除されたことを確認
⑥普通に再生し、黄枠右側が一直線になるように狙って一時停止
完璧な一直線は不可能な場合が多いため、この程度で十分。
※注目してもらいたいのは赤○のところ。
幅の細い一番遅いコメントが他のコメントに対しわずかに凸になっています。
こうなっていれば絶対に連結した際、±0.00秒か+○.○○秒になります。
逆に言えばこれが凹になっていた場合、-○.○○秒になってしまう場合が多いです。
マイナスの連結だと前のコメントが消えるごくわずか前に投稿してしまうことになるため、乗り上げという現象を起こしてしまいます。
現状のプレイヤーでは-0.00~-0.06秒程度ならば乗り上げないことも多いのですが、プレイヤーなどの更新に伴ない将来的に乗り上げてしまうことが考えられます。
なるべく完全な一直線、または凸を意識しましょう。
⑦NG設定を解除し前のコメントが消えていることを確認後、2枚目のCAを投稿する
以後②~⑦の繰り返し…
これだけです!簡単ですね?
これで±0.00秒の完全連結完成です!
(2010年7月7日以降に使うようになったというのは、4:3表示では黄枠が一直線になるのがちょうど動画の左1ピクセルはみ出したところだったため見ることが出来なかったから)
もちろんこの方法なら固定コメントの表示時間の不具合の影響も受けません。
また今回のCAは投稿に時間がかかっていますが、完全連結を目指したことや画像の撮影を並行したこと、途中でCAに致命的ミスが見つかったこと(爆)などが原因で、普通にやれば感覚連結とほぼ同じくらいの時間で投稿が可能です。
知らなかった方は是非使ってみて下さい!
しかし、自コメマーカーの使い方はこれだけではありません。
お気づきかと思いますが、この方法だと1コメントのみのCAは連結が出来ません。
そういう場合はCAゲージと併用すればマーカーコメントを他に使わなくても連結出来ます。
方法はほぼ同様。
黄枠を一直線にするところを動画の左から65pixelのところになるように合わせて止めるに変える。
それだけです(*`・ω・´)
拡大
一直線の時は凸を意識すると書きましたがこの場合は65pixelぴったりか、画像のようにわずかに左寄り(画像は64pixel)くらいがベストな調整ですねb
この方法も別途マーカーコメントを投稿しなくてもいい分全体の投稿時間の短縮になります。
自コメマーカーとCAゲージの併用ならば
3秒幅部分を自コメの幅に合わせればネオンなどの時間差表示CAもマーカーコメントを別に用意しなくても可能です(*´・ω・`)
ただ状況に応じて変更しなければならないものがいろいろあるため、時間差表示CAに関しては別途マーカーコメントを使った方がいい場合も多いです。状況に応じて使い分けが必要ですね。
自コメマーカーは上手く使えば、CAを投稿中間違えてシークバーをいじってしまった時などに同じポイントに復帰するためにも使えそうです。
まだ模索段階なので、いろいろ調べる価値はあるかもしれませんね。
1年前からの技術なので使ってる人には無駄記事でしたが、始めたての人には参考になっていれば幸いです(T T)
では~ノシ
追記(重要!) 一直線に止めることで連結する方法はあくまでもCAゲージを利用せず、感覚連結と同じくらいの時間で高精度の連結を行うための方法です。
しかし、コメントの幅の差が小さい時は正確に連結が行えないなどの欠点もあります。
複数コメントの一直線の時にしろ1コメントの時にしろ、常に自コメマーカーが画面左端から65pixelの時が理想的な連結タイミングです(一直線にコメントが並ぶのも要は常に画面の左端から65pixelの地点)。
"祭り"などのようにコメントの投稿に時間が限られている時以外は、念のため複数コメントの時も1コメントの連結の時と同様に、CAゲージをあてて連結した方がより安全で正確です。
いずれにせよ他のコメントをマーカーに使用した時と比べれば、省コメも出来て負荷も減らせ、スピーディーに投稿できることに変わりはありません。
今回CAゲージを使用しなかったのはCAゲージを使わなかった場合の限界の連結精度を検証してみようという意味合いがありました。
誤解を招く書き方をしてしまい申し訳ありませんm(_ _)m
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